創業の精神
創業の精神 大正10年3月30日創業
日本国有鉄道の熊本駅広場前で3階建て観光旅館「春日屋旅館」を営んでいた稲葉延四郎は考えた。
「熊本駅で鉄道から乗り換え、利用した自転車タクシー(いわゆる輪タク)の時代は終わり、今からは乗用車タクシーの時代である。」
国産自動車が無い時代、T型フォード3台を購入し、熊本駅構内タクシーの礎を築いた。
広場に並んだ3台のタクシーを見て、稲葉延四郎は強く心に決めた。 「熊本の玄関を預かる責任者として、お客様にお喜び頂く、親切日本一のタクシー会社になろう!」と。
今もその精神は脈々と私達に受け継がれています。
先人からのメッセージ
先人たちの誇らしげな顔と共にこんな声が聞こえて来る。
「自信を持ってタクシードライバーとしての職業を誇れ!人のお役に立つ価値あるプロドライバーになって欲しい!」と。
私達は日本一、いや世界一のプロタクシードライバーとして胸を張って生きていきます。
JRと共に80有余年、簡単に聞こえるかもしれませんが、私達が誇りとする錦の御旗であります。お客様から支えられ、ここまでやってくる事が出来ました。 だから私達はやらなければならないことをします。 それは、お客様に最善のサービスを提供しお役に立つ商売に徹することだと確信します。
熊本駅構内タクシー 社歴
年度 | 社歴 | 外部環境 | 国・世界の変化 | |
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創業期 | 1921年 |
熊本駅前で旅館「春日屋」経営 創業者 稲葉 延四郎、国有鉄道の認可を受ける。 T型フォ-ド3台導入し創業 |
駅周辺の賑わい 一円均一で走る「円タク」の登場 ガソリン使用禁止となり木炭、薪が燃料として使用 |
第一次世界大戦後 恐慌 |
1937年 | 日中戦争 | |||
1940年 |
千徳デパ-ト前に営業所開設 会社設立 |
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1943年 | 創業者 稲葉 延四郎 没す(6/10) | 戦時中、統合令によって南地区に「合同自動車」を設立(旭、迎町、新町、春竹タクシ-) | 太平洋戦争 | |
1945年 | 稲葉 宏 入社 | 「合同自動車」解散 | ||
1948年 | 稲葉 宏 専務就任 | |||
成長期 | 1950年 |
タクシ-無線機開発 統制令が解かれ業界が勢いを取り戻す。 |
朝鮮動乱 | |
1951年 | 日米安保条約 | |||
1953年 | NHK放送開始 | |||
1960年 |
タクシ-車両を増車していく。 幹部社員を独立させる。 |
白タク、神風タクシ-が現れる。 初乗り80円/JR10円 |
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1964年 | 三代目 稲葉 宏 社長就任(9/1) |
個人タクシー業者のスタ-ト 深夜割り増し料金になる トヨタトヨペットクラウン発表 |
東京オリンピック | |
1970年 | 創業50周年 | 輸送人員40億人 ピ-ク時 | 大阪万博 | |
1972年 | 沖縄本土復帰 | |||
1976年 |
稲葉伸一郎 入社(5/12) タクシ-車両112台保有 社員数185人 |
安全運転の意識が高まってきた | ||
1977 ~ 1981年 |
~好況~ | |||
1979年 | 初乗り380円/JR100円 | |||
戦略期 | 1985年 |
稲葉 宏 没す 四代目 稲葉伸一郎 社長就任 |
初乗り470円/JR130円 | 日航ジャンボ機御巣鷹山墜落 |
1986年 |
車種、サービスを増やす 社会性の追求を考え始める JRとの関係強化 乗務員着帽の義務化 |
シ-トベルト着用義務化 国鉄が分割、民営化、JRグル-プ発足 |
チェルノブイリ原発事故 世界の株式市場大暴落 |
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1988年 | 8月5日を全国タクシ-の日制定 | |||
1989年 | 消費税の運賃転嫁基本方針決定 | 「平成」制定 | ||
1997年 | タクシ-規制緩和 | ヨーロッパ単一通貨ユ-ロ登場 | ||
2001年 |
創業80周年 経営理念の作成 禁煙車導入 回転椅子シ-トの導入 病院車、車椅子専用車両導入 ジャンボタクシ-3台 ラッピングカ- |
免許制から許可制へ 福岡県業者 介護付タクシ-開始 爆発的にタクシ-台数増加 乗務員の給料低下の問題 新しいサ-ビスの提供 |
日本で介護保険制度始まる 九州・沖縄サミット |
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2003年 | SARS世界的に流行 | |||
2004年 | 西営業所建設(城山下代) | |||
挑戦期 | 2007年 | 肺ガン学会で弊社禁煙車取り組みを事例発表 | 全国各地で全車禁煙タクシ-開始 | 道交法改正により酒気帯び運転の罰則が厳しくなる |
2008年 | 全省庁タクシ-券廃止 | リーマンショック | ||
2009年 |
本社新社屋建設(田崎本町) プリウス導入10台 |
特別措置法により各社減車・休車 | チリマグニチュ-ド8.8大地震 | |
2011年 | 創業90周年 |
電気タクシ-登場 合同庁舎田崎に移転 九州新幹線全線開通(3/12) |
NY「イエロ-キャブ」新型車両 日産に決定 東日本大震災(3/11) |
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2012年 | 国内旅行業務取扱事業開始 | 熊本市が政令指定都市へ | ||
2013年 |
IP無線導入!全国交通系IC導入! スマホdeタクシーネット決済 |
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2014年 | 派遣業取得、レンタカー業スタート | 初乗り660円 | 消費税8% | |
2015年 | 保有台数97台 | |||
2016年 | 創業95周年 | アナログ無線終了 | 熊本地震(4/14.16) | |
2017年 | ~100年企業に向けて挑戦~ ジャパンタクシー、クラウンハイブリッド、アルファード、プリウスα納車 セルフレジ型『決済機付きタブレット』導入 |
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2018年 | 新熊本駅舎完成 | |||
2019年 | JR高架完成 | 消費税10% | ||
2020年 | 菅内閣発足 新型コロナウイルス感染症の拡大 |
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2021年 | おかげさまで創業100周年 | コストコ熊本御船倉庫店開業 アミュプラザくまもと開業 8月より運賃改定 初乗630円 |
新型コロナワクチン接種開始 東京2020オリンピック開催 岸田内閣発足 |
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2022年 | シエンタの導入 | 熊本で配車アプリ『GO』サービス開始 | ロシア・ウクライナ戦争 | |
2024年 | 保有台数75台(介護車両含む) | 4月26日より運賃改定 初乗700円 | 「2024年問題」 日本型ライドシェア一部解禁 |